ロールキャベツ系男子に恋してしまった結果。
12月23日。
世間は「イブイブ」なんて騒いでる。
「のにさ!まだ誘い受けてないわけ!」
見事に赤点を食らってしまったあたしは
なぜか補習に来た原くんと羽田くんと他にバラバラいる知らない同い年の人たちと
最終日の補習を終わらせたところだ。
「お前から誘えばいいんじゃねーの?俺はこれから3日間七海と一緒だから。じゃなー」
原くんはそそくさと教室から出ていく。
「羽田くん。明らかに嫌な顔しないでよ」
「なんのこと?」