ロールキャベツ系男子に恋してしまった結果。
でもあいつは大人だったよ。
俺の机の中全部だして、ゴミ箱に入れた。
ロッカーの中身も、下駄箱も全部やってくれた。
そんなあいつ見てたら、自分が情けなさ過ぎて、
教室の扉にあたってた。
幸い怪我人は居なかったけど、その弁償台で親からは完璧に見放された。
毎日制服きて、学校いくふりして色んなケンカした。
そんなのを続けてたら全部ボロボロになってた。
4月にたまたま隆裕にあったときあいつは俺を見て、一瞬驚いた顔して、その後笑顔になってた。
「お前、今何にも見えてないだろ」
それだけ声をかけられた。