ロールキャベツ系男子に恋してしまった結果。
「じいちゃん、ただいまー」
大きいこえで赤坂くんが言うと、赤坂くんのおじいちゃんが掛けてくる音がした。
「おお、よく来たなあ」
笑顔が優しいいかにも海の男!っていうおじいちゃんと、
とても柔らかい雰囲気のおばあちゃんが玄関へ来た。
「あらあら…長旅お疲れさま。彼女、また美人な…」
「なんだか隆裕には勿体ないような美人さんが…」
一気に三人の視線が来る。
「あ、はじめまして…坂枝秋穂です」
「また知的で素敵な名前で…」
グサっ
おばあちゃん…あたしは馬鹿です…
その言葉に軽いショックを受けるあたしであった。