トビラの向こう側
今日は水曜日。
智也さんと待ち合わせをした日だ。
9時40分からの診察を済ませた。
これから会計を済ませて、後は智也さんが来るのを待つだけ。
診察が終わると、いつも乗るバスの停留所で私は智也さんを待っていた。
バス停を少し通り過ぎて白い車が停まった。
智也さんだった。
「汐里ちゃん乗って」
私は助手席側にまわって乗った。
「一時間ぐらい時間ずらしてもいい?」
「店長には診察の後、用事があって出勤は午後からにって言ってあるから大丈夫です」
「なら大丈夫だね」
「少し車、走らせるから」
「あ、はい」
智也さんと待ち合わせをした日だ。
9時40分からの診察を済ませた。
これから会計を済ませて、後は智也さんが来るのを待つだけ。
診察が終わると、いつも乗るバスの停留所で私は智也さんを待っていた。
バス停を少し通り過ぎて白い車が停まった。
智也さんだった。
「汐里ちゃん乗って」
私は助手席側にまわって乗った。
「一時間ぐらい時間ずらしてもいい?」
「店長には診察の後、用事があって出勤は午後からにって言ってあるから大丈夫です」
「なら大丈夫だね」
「少し車、走らせるから」
「あ、はい」