トビラの向こう側
俺から気持ちを伝えて、つきあい始めた。
しばらくして俺のマンションで一緒に暮らすことになった。
『駿、一緒に荷物片付けて、お願い』
『仕方ないな、ほらその箱、貸せ』
『駿、今日から一緒だね』
『ねぇ私と一緒で嬉しい?』
『駿、だぁーい好き』
俺と暮らし始めてからお前、いつも幸せそうにしてただろう。
なのに…何でいなくなったんだ。
幸せだと思っていたのは俺だけだったのか?
何で俺の前から消えた?