トビラの向こう側


俺から気持ちを伝えて、つきあい始めた。


しばらくして俺のマンションで一緒に暮らすことになった。



『駿、一緒に荷物片付けて、お願い』


『仕方ないな、ほらその箱、貸せ』


『駿、今日から一緒だね』


『ねぇ私と一緒で嬉しい?』


『駿、だぁーい好き』


俺と暮らし始めてからお前、いつも幸せそうにしてただろう。


なのに…何でいなくなったんだ。



幸せだと思っていたのは俺だけだったのか?


何で俺の前から消えた?


< 99 / 139 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop