前髪少女の秘密?!




廊下に出た所でチャイムが鳴ったけど、気にしない。


そのまま使われてない空き教室に入って、ヒナちゃんに電話。

ちなみにヒナちゃんは高2。

先輩さんなんだよね、一応。


でもって今日は学校がお休みらしい(さっきのメール情報)。


『プルルルル…プルルルル…………もしもし、優紀?』

「あ、もしもし。ヒナちゃん。ちょっと相談したい事があってね?」

『なに?』

「私のクラスに新人さんがいるって言ったじゃない?」

『うん』

「ばれたらどうしよう」


……安易な電話だよねー(笑)


『ばれないように気をつければいいんじゃないの?』

「……ごもっとも」

『それに、そうそうばれないはずでしょう?』

「うん…そうなんだけど…」


でも心配になるんだよ。


『もうちょっと自信持ちなさいよ、優紀。夕鬼は持ちすぎだけど、優紀は無さ過ぎ』

「むーっ」


ヒナちゃんはかっこよすぎー…(笑)


『ま、なにかあったらいつでも相談してよね?』

「うん。ありがとね」


ヒナちゃんがお姉ちゃんだったらすっごいいいだろうなー。

なんでも相談しちゃうよ(笑)









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