前髪少女の秘密?!
あぁ……誰か背が縮むストレッチでも薬でもなんでも。
知らないかなぁ……。
「なぁ…すごい気になるんだけど、高野って優成君をカッコいいとか思うの?」
うーんと……。
「思わないかな。見慣れてるし」
「そういうもん?」
「うん。あ、でも行動をカッコいいと思うときはあるよ」
お兄ちゃんの動きはいちいちが綺麗なんだよね。
無駄がない!
「ふーん…」
聞いておきながらそっけない返事。
まぁいいけどねー。
で、先生が入ってきて授業開始。
あぁ、早くお昼にならないかな……。
おなかすいたよ……。
今日はお昼を食べてオリエンテーションしたら部活見学。
まぁ、私は入る気ないけどね。強制じゃないし。
なんとか授業を乗り越えて―――
「おっべんっとだーーーーっ!!」
「優紀、はしゃぎ過ぎ」
ハイテンションガールの蘭にまで呆れられるほど。
だけど!!!!!!
「おなかすいたんだもん」
これは仕方が無くない?