前髪少女の秘密?!




っていうか、なぜだか最近そう言われる事が多い。

『付き合って』

とか。


必ず『どこに?』って返すと、『天然?』って言われるから、『くせっ毛』って返す。


こだまでしょうか?……じゃなくて。


俺的には女子がイマイチ分からない。


でもって必ず最後には、

「藤瀬君……私、頑張るから!!」


そういって走り去ってしまう。


「……?なんだったんだろう?」


やっぱり、よくわからない。

しばらく寝る事もできずにぼーっとしてたら、高野と広山が入ってきた。


広山…お前違うクラスだろ……。


「おっ、おっはよー。藤瀬」

「はよー、広山。高野」

「お、おはよぅ…」


おどおどした高野、超可愛い。


前髪どければもっと可愛いんだろうなーなんて。


俺は頬杖をつきながら思った。



「うぅ…頭痛い……」

「大丈夫?優紀?」

「大丈夫~…多分」


頭を押さえて辛そうにしてる。


なにかあったのか?






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