冷たい彼
「はい」
「後で迎えに来る」
「待ってるね」
喰われはしないと思うんだけどなぁ…
なんて思いながら私は幹部室に向かった。
…ん
?声がする、涙混じりの声と…呆れてる男の人の声。
「どうしてですか!?
沙樹…麻尋くんの彼女なのにぃ!」
「だから、ここには来んなっつただろぉが。
もういいかげんうぜぇ」
「っ…!!沙樹の告白を受けてくれたのは麻尋くんじゃないですか!」
「だから、もう飽きた。もう終わり…やっぱ年下も無理。帰れ、2度と俺に関わんな」
「っ……最低!!」