冷たい彼

俺はため息をつきながらチームのやつらに連絡を入れて考え込んだ。

どう言えばいいんだ?

何をしたらいい?

どう説明すれば沙彩は許してくれんだ?

もう頭が痛てぇ…。

「沙彩…」

病室で見せてくれたあの向日葵のような笑顔を思い出した、それは沙彩の泣き顔に変わりやがて消えた。

「沙彩…」

もう1度その名を呼ぶ。

沙彩は、また…あの笑顔を見せてくれるだろうか…。



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