冷たい彼

翌朝…何か悪寒がしたので夢から一変現実に戻ってきた。

な、何だろう…この悪寒は…まさか、皇雅さ…


 ドタバタドタバタ… 

こ、この足音はまさか…

「沙彩ちゃぁあん♪おはよぉ☆☆」

「お、おはようご…。深雨さん」

「うん♪♪さぁ、退院だよぉ!!皇雅の車もう着いちゃうから急いでぇっっ☆!」

えっ!?
皇雅さんの車!?

それは急がなくちゃ…あ。

「そ、そんな情報どこから…」

「ま☆☆気にしないでぇ♪さ、皇雅に見つかる前に行くよ!!」

グンッとすごい力で引っ張られ走るように廊下を過ぎると思い浮かんだ。
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