冷たい彼

「ま、まぁ…」

何回嫌な予感がして皇雅さんの方を見た。
すると…皇雅さんはニヤッと笑った。
な、何!?

「実感、させてやるよ」

「へっ?…キャァ!」

長いソファに押し倒されてそのままキスされた。

「んぅ…!」

唇は重なって離れてを繰り返している。
熱すぎて、熔けちゃいそう…。
舌を絡めて濃厚なキスになった。

「んっ…ふ…」

唇が離れたとき私は我に返って真っ赤になった。

「初めてじゃねぇのにその反応かよ」

「だ、だってぇ…」
照れるよ、そんなの。
皇雅さん、カッコよすぎるし…。

ん?
何か声が聞こえる…。

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