冷たい彼

「沙彩ちゃん、先にお風呂入っておいでー?」

「いえっ!最後で全然いいですよぉ」

「お客さんなんだからねー、遠慮しないのー。タオルはピンクのバスタオルを使ってね、後このタオルで体洗ってちょうだい?」

「あ、ありがとうございます!」

美羅さんに背中を押されてバスルームに来た。
う…わぁー…広いバスルーム、大きな全身鏡まであるなぁ…!

「ば、薔薇風呂!?」

大きなお風呂は3mくらいの正方形でいろとりどりの薔薇がうかんでいた。
な、何て豪華なんだろう…。
体を流してチャプン…と足をつける、エメラルドグリーンの水、こんなお風呂に入っていいのかなぁ…?
何て思った。

「ふぅーっ…」

今日のことを思い返し今日1日本当にすごいことがあったなぁ…何て思った。
春真に…告白されたり、皇雅さんと…また、付き合えたり…。


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