冷たい彼

間髪入れずに答えた。
俺はむしゃくしゃして急いで部屋に戻りベットにダイブした。シーンとしている部屋に、やっぱ…声がした。
あーもうっ!
大音量でウォークマンの音楽を聴いていてもやっぱ気になる。ダメだてっ、ぬぬっ、盗み聞き、とか…。

…でも、やっぱり好奇心に負け、気にしないようにするのを諦めた俺は聞き耳を立てた。

「沙彩、好きだ。マジで好きだ」

「なっ/////こ、皇雅さんいきなりなんですか!?」

「言えなかったから、今言ってる。スゲー後悔してたからよぉ」

「こ、うがさん…。私っ、初めっ…」


ウガーッ!!
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