冷たい彼

何回も言わせんな、と付け加えて私から視線を逸らした。
…どうしましょう?

みんなこんなイケメンに告白されたらすぐOKしちゃうんだろうか。
残念ながら私は恋愛経験が乏しいからわかんないや。

「結城さん、私は杏子さんではありませんよ?」

「杏子はもういい、杏子は過去にすぎないからな」

「わ、私…髪切りますよ?杏子さんとは似ないように、容姿を変えるんですよ?」

「だから、別にいっつってんだろが。まだ言わせんのかよ」

ひぃっ!
さ、さすが幹部!
迫力2割増!
怖いっ!

< 60 / 337 >

この作品をシェア

pagetop