冷たい彼
ライバル登場!?
私はあれから風邪を引いてしまい学校を休むことにした。
どうしよ、何か告白されちゃったんだけど私。
ってゆーかそれは置いといて…
…私は、身代わり…なんだよね。
浅川さんの元カノ…杏子さんの代わり、何だぁ。
何か悲しいな、何で私を選んだかなんて…決まってたんだね。
浅川さんが私を選んだ理由は……
「杏子さんの…代わりだから、かぁ…」
「…き、ょう…こ?」
っえ?
お母さん、杏子さんのこと知ってるの?
「お母さん!杏子さんって人知ってるの!?」
「えっ、いや…違うのよ。お母さんの友人でそんな名前の人がいたの」
お母さんは焦ったように言った。
「きょうこって言えば…キョー姉ちゃんどうしてるかなぁ?」
ビクリ、お母さんの肩が震える。私はそのことに気付かず続ける。
キョー姉ちゃんって言うのは同い年のいとこ。私の方が1日遅く生まれたからキョー姉ちゃんなの。
「キョーちゃん…今どうしてるかしらね」
「あ、学校遅れちゃう!いってきまぁす」