冷たい彼

「てめぇ…沙彩に近づくなっつっただろが」
「浅川こそ栗原を弄ぶのやめろよ」

も、もて…っ!?

「あ゙?」
「睨んでも怖くねぇから」
佐藤くんは浅川さんに胸ぐらを掴まれている。
佐藤くんは掴まれている手を握った。


その一瞬皇雅さんの顔がゆがむ。

「俺に力で抵抗できるたぁ関心だなぁ」
「ハハッ、光栄だね。だがさすがブルートの総長、1回戦ったやつは覚えてねぇかぁ?」
「は?」

そう言って佐藤くんはくんは席に着いた。
最後の方はよく聞こえなかったけど。
こ、怖っ~~!!

何かこの教室の空気が氷点下まで下がって固まってる!
触れたら手が凍っちゃ…

「沙彩」
「は、はいぃい!」
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