冷たい彼
「綺沙樹ちゃん?」
「クスッ、沙彩授業始まるわよ?…麻尋、あんたもこの教室にいるならさっさと準備しなさいよ」
「相変わらず冷たいなぁ、綺沙樹は。まぁいいや俺寝とくから☆」
あ、そう言えば今から公民の授業だ!
準備しなきゃ!
「沙彩、あんたはやっぱり…愛されてるわよ?きっと…ね」
「やっと終わった~、やっぱり公民は書くことが多くて疲れちゃうよぉ…」
もうあの先生は何でもかんでも
書け書け書け書けってうるさいんだもんなぁ、
みんなに嫌われるのもわかるよぉ。
「沙彩ちゃんお疲れさまぁ☆綺沙樹も☆」
「蜂谷さんは…おはようですね」
「起きなくても良かったのにね、麻尋」
「減らず口が多いなぁ、綺沙樹は」