若頭の秘密のレンアイ
帰らせることはやはり無理なようだ。
私は小さく舌打ちをすると静かに座って
帰らせる方法を考える。
こんな奴との結婚なんて有り得ない。
私だって恋愛の1つや2つはしてみたいし
顔が良いだけで性格の悪いこんな奴となんて願い下げだ。
「山口様は…それでいいんですか?」
私は思い切って聞いてみる。
もちろんこいつだって性格は悪魔たが人間だ。
今日初めて会った私との結婚なんて
心のどこかでは嫌がっているはず
「あ?いいに決まってるだろ?」
「はへー!」
お茶を飲みながら
なぜかさらりと結婚を受け入れていた。