若頭の秘密のレンアイ



「ほぉ……好きな人と…ねぇ」


「……っ!」


ズズズッと湯のみの中のお茶を片手で飲みながら上目遣いに私を見る。

その目が、とても冷たいように見えてしまって…不覚ながらも私は怯んでしまった。



「そ、そうよ!だって好きな人でもない人とイチャコラチュッチュできないもん!!」



「はっ、ガキかよ」


「むっかー!」



鼻で笑って私をバカにする。
なんなんだこの男は!!


「じゃあ聞くけど!あんたはどーでもいい女とイチャコラチュッチュできんのか!?」


「できる」


「わおっ!?」


この男は……人間か?


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