若頭の秘密のレンアイ



「……好きなら文句ねぇんだろ?」


「えうえう……え?」



不意に聞こえた小さな声にそっと顔を上げる。


「恋がしてぇんだろ?」


「っ、」



私の視界に入ってきた綺麗な顔。
不覚にもドキリと心臓が跳ねる。

その後、顔が熱くなるのを感じた。



「そ、そう。キラキラな恋がしてみたい……」



赤くなった顔を隠す様に少し大きめの声をだして早口に言葉を発する。



「じゃあ…決めた」

「え?」


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