オレ様男と奴隷の私





ハルからの返事が返ってこない。




やっぱり、だめだったんだ・・・。






「...俺も」





え・・・。


今、『俺も』って言った?




私が顔をあげた瞬間!




「・・・んっ・・」




強引なキスが降ってきた。





唇が離れて、お互いに瞳を開くと、






「...俺もユイのことが好きだよ」





ハルが、



王子様の笑顔でもなく、



悪魔の微笑みでもない、



私にしか知らない優しい、優しい顔で言ってくれた。






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