鬼と天使と少年と、
*
教室に戻ると、先輩方4名がまたわぃわぃと机に座って(なんと行儀の悪い!)駄弁っているところだった。
「?」おかしいな……。倭草と雨乱が見当たらない。俺より先に来てるはずだよね?
そう思いながら教室に入っていくと茄希(なき)先輩が俺に気づいたようで、席に鞄を置いた俺に近づいてきた。
「おはよう、もうここの生活には慣れたかしら?まだ来てから4日しか経ってないけどね」
「いえ、結構慣れました………というか。色々あり過ぎまして……」
慣れっていうか、予想外過ぎて逆にフツーの生活が送れている。
まあ、一種の現実逃避だよね。
「?……そう。それとね、敬語なんて使わなくていいのよ?あなた達は実力でここ(高等部)に来たんだから」
「うー……でもやっぱり年上というか、なんというか……」
「私が年上……オバサンに見えるってことかしら」
「え?!い、いや別にそーゆう意味なんかじゃ決してっ……」
「なら、敬語は使用禁止よ。わかった?」
「………。」
この時、俺は初めて知った。
年頃の女の子を怒らせることは、爺ちゃんのおやつを間違って食べちゃった時と同じくらい、
恐いんだと。
女ってコエー。
教室に戻ると、先輩方4名がまたわぃわぃと机に座って(なんと行儀の悪い!)駄弁っているところだった。
「?」おかしいな……。倭草と雨乱が見当たらない。俺より先に来てるはずだよね?
そう思いながら教室に入っていくと茄希(なき)先輩が俺に気づいたようで、席に鞄を置いた俺に近づいてきた。
「おはよう、もうここの生活には慣れたかしら?まだ来てから4日しか経ってないけどね」
「いえ、結構慣れました………というか。色々あり過ぎまして……」
慣れっていうか、予想外過ぎて逆にフツーの生活が送れている。
まあ、一種の現実逃避だよね。
「?……そう。それとね、敬語なんて使わなくていいのよ?あなた達は実力でここ(高等部)に来たんだから」
「うー……でもやっぱり年上というか、なんというか……」
「私が年上……オバサンに見えるってことかしら」
「え?!い、いや別にそーゆう意味なんかじゃ決してっ……」
「なら、敬語は使用禁止よ。わかった?」
「………。」
この時、俺は初めて知った。
年頃の女の子を怒らせることは、爺ちゃんのおやつを間違って食べちゃった時と同じくらい、
恐いんだと。
女ってコエー。