鬼と天使と少年と、
『友達』ってワードに、どうやら俺は敏感になっているようだ。
なんでだろうな……?
そう思いながらも俺は、倭草の口の動きを静かに見つめて耳を傾けた。
*
「ーってなワケだ」
「………。」
頭を鈍器で強く殴られた感じ。
まさにそう、衝撃を受けた俺は目を見開いたまま動けなかった。
倭草の隣で話を聞いていた姫サマも口を押さえて震えている。
まさか雨乱が" "だったなんて…、想像できない。
「じゃあ雨乱が女装嫌ってるっていうか、女顔がコンプレックスなのは、」
「……つまりは、そーゆうことだ」
マジですかい。
「なら、なんで雨乱はあんなに明るく振る舞ってたのさ。フツーもっとドロドロした性格になるっしょ?」
「それが、……………あいつの優しさだからな。誰にも心配かけさせたくなかったんだろうよ」
そう言ってうつ向く倭草。……の、隣で。
「ふ、ふふっ、ふふふふふっ……オーッホッホッホッホッホ!」
「「?!」」
姫サマがとうとう壊れちゃいました。
怖ッ。
なんでだろうな……?
そう思いながらも俺は、倭草の口の動きを静かに見つめて耳を傾けた。
*
「ーってなワケだ」
「………。」
頭を鈍器で強く殴られた感じ。
まさにそう、衝撃を受けた俺は目を見開いたまま動けなかった。
倭草の隣で話を聞いていた姫サマも口を押さえて震えている。
まさか雨乱が" "だったなんて…、想像できない。
「じゃあ雨乱が女装嫌ってるっていうか、女顔がコンプレックスなのは、」
「……つまりは、そーゆうことだ」
マジですかい。
「なら、なんで雨乱はあんなに明るく振る舞ってたのさ。フツーもっとドロドロした性格になるっしょ?」
「それが、……………あいつの優しさだからな。誰にも心配かけさせたくなかったんだろうよ」
そう言ってうつ向く倭草。……の、隣で。
「ふ、ふふっ、ふふふふふっ……オーッホッホッホッホッホ!」
「「?!」」
姫サマがとうとう壊れちゃいました。
怖ッ。