鬼と天使と少年と、
*
さて問題です。
今は真っ昼間、それなのに何故ここ旧校舎はこれほど暗いのでしょう。
「新校舎の影になってっからじゃねえの?」
「…なるろー。じゃあもう一つ。
……………なんで空にお月様がのぼってんの」
「……月って綺麗だよな」
「もはや現実逃避してんじゃねえかっ!」
たかが5分で夜になるっつったらもう怪奇以外のなんでもないでしょーにっ。
絶対バケバケヤ~出るって!
震える体で倭草の腕をがっちり離さない俺に倭草は呆れ。
るっせぇやいっ、どーせ俺は意気地なしで弱虫な駄目人間だいっ!
「まあ確かに、佐雄の言ってる通りだよな。ついさっきまで真っ昼間だったってえのに」
「ぜ、絶対これバケバケヤ~が出るパター…………ンぎゃあああああッ?!」
「落ち着けって……ほら、ただのネズミ……あん?腐っちまってる」
「なあああああああッ?!」
腐ってるって何?!
どこをどうしたらネズミの死体がそう易々と出来ちゃうの?!ねえなんで?!
もはやパニくって雨乱探しもままならない俺に、倭草は何を感じたのか突然歩みを止めた。
ぬがああああッ!!
なんで足止めたの倭草くううんんッ?!
その真意を聞こうにも怖くて聞けず、思わずうつ向き足元を見た。
なぜか夜となった外からの月明かり。
そのせいでボンヤリと俺と倭草の影ができる。
ほら、その影も俺の方を向いて笑っ……………………
笑?
「ぎゃあああああああああッ!!!」
「わっ、ちょ、佐雄っ!一人でどっか行くんじゃねえ!おい佐雄!」
後ろから倭草の声が聞こえるがムリ!だってそこにバケバk………『ガシャン』『ぱりんっ』……………
もう嫌だあああああああッ!!
ポルターガイスト及びオバケは苦手なのです。まる。
さて問題です。
今は真っ昼間、それなのに何故ここ旧校舎はこれほど暗いのでしょう。
「新校舎の影になってっからじゃねえの?」
「…なるろー。じゃあもう一つ。
……………なんで空にお月様がのぼってんの」
「……月って綺麗だよな」
「もはや現実逃避してんじゃねえかっ!」
たかが5分で夜になるっつったらもう怪奇以外のなんでもないでしょーにっ。
絶対バケバケヤ~出るって!
震える体で倭草の腕をがっちり離さない俺に倭草は呆れ。
るっせぇやいっ、どーせ俺は意気地なしで弱虫な駄目人間だいっ!
「まあ確かに、佐雄の言ってる通りだよな。ついさっきまで真っ昼間だったってえのに」
「ぜ、絶対これバケバケヤ~が出るパター…………ンぎゃあああああッ?!」
「落ち着けって……ほら、ただのネズミ……あん?腐っちまってる」
「なあああああああッ?!」
腐ってるって何?!
どこをどうしたらネズミの死体がそう易々と出来ちゃうの?!ねえなんで?!
もはやパニくって雨乱探しもままならない俺に、倭草は何を感じたのか突然歩みを止めた。
ぬがああああッ!!
なんで足止めたの倭草くううんんッ?!
その真意を聞こうにも怖くて聞けず、思わずうつ向き足元を見た。
なぜか夜となった外からの月明かり。
そのせいでボンヤリと俺と倭草の影ができる。
ほら、その影も俺の方を向いて笑っ……………………
笑?
「ぎゃあああああああああッ!!!」
「わっ、ちょ、佐雄っ!一人でどっか行くんじゃねえ!おい佐雄!」
後ろから倭草の声が聞こえるがムリ!だってそこにバケバk………『ガシャン』『ぱりんっ』……………
もう嫌だあああああああッ!!
ポルターガイスト及びオバケは苦手なのです。まる。