鬼と天使と少年と、



「くそっ…やばいな…!」


「今日来るんでしょ?新しい飛び級生!」


「今ごろ教室にいるんじゃね?ッ、だったら俺ら後で怒られるーッ!」


「先生に『後はまかせた』って言われたけど……初日からダメダメじゃない!」


「とっ、とりあえず早く教室に行くぞ!」



ーバタバタバタっ


廊下を走る音が響く中、彗星組の生徒4人が自分のクラスへと向かっていた。


先生から告げられた一言、


『今日新しい飛び級生来るから。ソイツらのこと頼んだぞ。まぁもしも?ソイツらを放っておいたら………なあ?

罰ゲームでも考えとくさ』


思い出しただけでブルっちまう!

あれが先生の言うことか?!


そう思いながら教室へ向かって走る4人は、やっとのことで彗星組についた。



「はぁっ、はっ……もう来てんのかな?」


「とりあえず教室入ってみよーぜ!」


「そうね、もし先にいたら……「そんなこと言わないでよーっ、怖いじゃんっ」


「いいから入るぞ」



ーガラッ


そうして4人が教室に入ると、そこには

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