アンバートリップ

 私は皆の顔を見回して、微笑む。



「許しを請う相手を間違っているでしょう? お願いをするのなら、私よりもパパとかグランパとか、グランマとか」

「いいや、結奈」



 珍しく厳かな口調で、グランパが真剣なまなざしを向けた。その瞳の色。



 美しい……琥珀色?






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