アンバートリップ

 その後、雪合戦の続きを珀はやりたがったけれど、私は何かとても恐ろしくて、青い顔で首を振った。


 珀は「大丈夫なのに~」と笑いながら、いつものように私に従ってくれた。






 その日を境に、珀は私と遊んでいる最中、ちょくちょく鼻血を出すようになった。






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