アンバートリップ

温かい物でも飲めば、制御不能になった心の箱も、少しは落ち着いてくれるかもしれない。


 ふっと笑い、私は細心の注意を払いながら、一歩ずつ、危なっかしい階段を踏み外さないよう、ゆっくりと降りて行った。



< 96 / 238 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop