あの日、あの夜、プールサイドで
「おはよ。真彩。」
カワイイ彼女の髪に指を絡めながらニッコリと微笑むと
「おはよう、先生。」
彼女も頬を赤らめながら、幸せそうにニッコリ微笑む。
ーーヤバイなぁ。
恋愛はしても、女に溺れない。っていうのが俺のモットーなのに、こんなカワイイ顔を見てしまったらもうダメだ。
独り占めしたい。
これでもかってくらい甘やかして、可愛がりたい。そんな欲求がムクムクと頭をもたげる。
働いた金をセッセと彼女に貢ぐ男たちを今までバカにしてたけど……
「先生?」
「ん?どうした??」
「なんか…あんなことした後にこんな風に会話してると…なんだか照れちゃうね。」
ーーだあーっ!もう無理!!!
カワイイ顔してカワイイこと言う真彩が可愛くて仕方ない。
今ならわかるよ。
きっと俺、真彩におねだりされたら何でも買ってしまうと思う。
彼女が喜ぶ顔が見たいから。ただそれだけの理由で。
あーあ。
俺も結局バカな男に身を落としちゃったかぁ…。
そんな自分にがっかりしながらも目の前にいる真彩を見つめていたら、色んな意味で辛抱たまらなくなってきた、俺。
「ねぇ、真彩…。」
ぎゅっと彼女を抱きしめて、首筋にキスをすると
「せ、先生?!」
彼女は驚きの声を上げ始める。
固くいきり立った自分自身をいやらしく彼女の太ももに押しつけて
「もう一回シてもいい??」
熱っぽい声でおねだりすると、彼女は急に真っ赤になって小さくコクンとうなづいた。