小さな主人と二人の従者
そこには今より髪が短いジュリアと左右の瞳の色が違うオッドアイで髪が肩より数センチ下まで伸びているギャレットが映し出された。

「どうしてギャレットが？」
「店員さんが言っていたの。撮影された者が強く想っている存在があれば、たまに写真に出ることがあるみたいだよ」

　ギャレットは変装をしているのか、それとも変装をしていたのだろうか。
　思わずギャレットを見ると、ケネスと何やら話をしていた。

「この写真、ちょっと汚れちゃっている」

　ジュリアの服に白い汚れが付着したようになっていて、レンズを見ると、ほこりで汚れていたので、アンナは汚れをハンカチで拭った。

「この写真は処分するね。撮り直して・・・・・・」
「アンナ、貸してもらえますか？」

　後から談話室へ来たケイティとルースがいた。

「う、うん。どうぞ！」

　アンナはケイティにカメラを借りに来た。カメラで撮影することは後になった。

「ルース、撮影しますよ」
「おう」
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