桜涙



 
  沖田総司の墓をよく見ると墓石が削り取られており、お墓にはお花も何も供えられてなかった。


  「ここに新選組の一番隊隊長がうめられてるんだな。」


  「そうだね…そろそろお墓参ろうか?」


  「あぁ。」 

 
  私達はお墓の前にしゃがみこみ両手を合わせて目を閉じた。


  目を閉じると不思議な気持ちに包み込まれた…


  何なんだろう…この気持ち…






  
  
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