桜涙
私は腕を擦って体を温めていると後ろから何かに包まれた…
「どう?寒くない??」
後ろから私の体を包んだのは翔汰の腕だった…
「ふえッ!?」
私は翔汰の行動に驚いて変な声が出てしまった。
さっきまで寒かったはずなのに急に熱くなってきた。
それと同時に心臓の音も早くなってきた…
「ははっ。お前男なれしなさすぎ。そんなんじゃ彼氏なんか一生できねーよー。」
翔汰は笑いながら耳元で言ってきた。
女の子なんだからこんなの急にされたら流石に固まっちゃうよ…
「しょ、翔汰になんかドキドキしてないし、よ、余計なお世話だよ!!」
「ツンデレ??」