桜涙
愛ちゃん…
まだ、捨てられたことを引きずっているんじゃ…
「そうですか…」
「まぁ、取りあえず飯食おうぜ!!」
原田さんはとにかく能天気で頭の中はご飯の事しかなかった。
「そうだな。いただきます」
近藤さんもそう言うとみんなが一斉にご飯を食べ始めた。
愛ちゃんの事が心配で食事がなかなかすすまなかった…
みんなはご飯を食べ終わり片付け始めていた。
「ごちそうさまでした…」
私もみんなと同じように片付け始めることにした。
近藤さんも食べ終わったのか片付けていた。
「おい、総司。お前いつも以上に全然食べてないじゃないか。どうした?体調でも悪いか?」
すると、近藤さんは心配してくれていた。
「いえ、大丈夫です。」
「本当か?総司はもっと食べないといけないぞ。お前はみんなより力がないからな。」