桜涙




  私は辺りを見渡しましたが沖田先生の姿は見えませんでした…


  やっぱり帰ってしまったかな…


  「愛!!」


  その声がした方を振り向いてみると誰かが立っていた。


  あれは沖田先生?…


  沖田先生だ!!

   
  私は沖田先生とわかると急いで沖田先生の方へ駆け寄った。


  「沖田先生、遅れてしまってすみません!また寝坊してしまって…」


  そう言うと沖田先生はあきれた顔をした。



  「また寝坊か…愛はいつも寝坊しているな。それはよくないがいいとして今日は大切な話がある…」


  「何ですか」


  もしかして告白ですか!?


  前に沖田先生に「私、桜が舞っている中告白されるのが夢なんです」とは言いましたけど…


  そう考えるとドキドキしてきました…。






 
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