ドロップキック【ワタシとアイツ】
「おはようございま~す!!」



ジムのドアを勢いよく開け、すでに集まっている全員に挨拶をすると、殺気を感じた


恐る恐る、殺気のする方向を見ると、



「ユメ!アンタ遅いよ!って、また化粧なんかしてきてるし!」



呆れた表情で、ワタシの顔を指差し斎藤先輩は怒鳴った。



「ポリシーですから。スッピンなんてお客さんに見せれませんから。」


強気に言い返すと、逃げるように、ワタシは試合前の練習に参加。



その光景に、皆はクスクス笑い和やかなムードになる。



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