ドロップキック【ワタシとアイツ】
「ユメ~!遅いよ」

斎藤先輩の背中から赤い炎がメラメラ燃えているような…


「スミマセン!」


ジムに帰ってくるなり、いきなり謝らないといけないなんて。


舌打ちをしてワタシが握り持っていたコンビニの袋を強引に奪って斎藤先輩は、練習に戻る。


ありがとうの一言もないわけ!?
少しイラっとして、斎藤先輩に向かってアッカンベーをした。

少しスッキリする。

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