ドロップキック【ワタシとアイツ】
夜まで、必死に練習をしているフリをしていたワタシ。
結局、最後までバレる事はなかった。


練習が終わると、皆は速攻で、家に帰っていく。


いつも最後までジムに居るワタシ
片付けとかもワタシの担当だから。


静まり返るジム内に、ワタシ1人。一生懸命?片付けを終えると、ワタシは全身を映す大きな鏡の前に立った。


「さすがに、この格好でアイツと再会は・・・ねぇ。」


改めて、上下揃いのジャージ姿に、ため息がこぼれてしまった。


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