ドロップキック【ワタシとアイツ】
「ユメ~!」


斎藤先輩の背中には、またメラメラ炎が燃える。


「なんか…スイマセン!!」


何を怒っているのか分からないけど、ワタシは何となく謝った。


「今日、先にあがります。」


謝るついでに、斎藤先輩に言ってみた。


「はい?…あ~、良いわよ!好きにしな!」


強引にコンビニ袋を奪うと、斎藤先輩は練習に戻って行った。

--ズシズシ--



恐竜のように。
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