桃色☆クローバー
一週間ぶりにあった麻紀と楽しく話してるとチャイムがなった。


まだ話したりないなか、チャイムの音に合わせて麻紀は自分のクラスに戻っていった。






そして授業のほとんどを寝て過ごして起きたときには授業もあと一時間で終わりだった。
あとは六時間目の体育だ。
最後が体育ってちょっと面倒臭いよね。
帰りがその分遅くなるし・・・
朝からよりはましだけどね。

で、体育は二クラス合同らしい。
大人数ってちょっと苦手‥
ま、麻紀と一緒だから嬉しいけど♪
ジャージがまだ無いから、麻紀に借りる事にした。
麻紀と二人で更衣室へ行って着替えをすます。
そして体育館へ。

「ねー、麻紀暑い〜」

「はぁ?文句いうな!長袖しかないんだから。貸してもらえただけ有り難いだろ?休んでたのが悪い!」

「うぅ。」

みんな半袖ハーパンなのにアタシだけ長袖上下。
目立つし暑いじゃんかぁ〜。
…休んでたアタシが悪いんだけど…

ポカポカ陽気でのんびり気分だけど、さすがに長袖は欝陶しい。
腕まくりをして、下は膝上まで捲り上げた。
それでもまだ若干暑いけど仕方ない。
これ以上は諦めて、麻紀とお喋りしながら歩く。

長い道も麻紀と一緒だとあっという間。



体育館について、かなりの広さにびっくり!
バスケコート四個分はあるよ。学校の敷地からして広いけど、それにも増して体育館は広い。

あまりの広さに感心しつつ、授業まで時間があったから、麻紀の提案でアタシ達はバスケをすることに。
1ON1。元バスケ部キャプテンVSエースの戦い。
麻紀がキャプテンでアタシがエースだった。
中学のとき部活で始めたんだけど、おもしろくて夢中になった。
公園とかで麻紀とよく二人で練習してた。
楽しくて仕方なかった。
いつも接戦でさ、麻紀は自分が勝つまで辞めないから相手するのが大変だったんだよなぁ。
麻紀とは良いライバルだったから、久しぶりのバスケで気合いが入る。

「三点先取で負けたらミルク屋のパフェ奢りね!」

「乗った!!アタシ、ミルクプリンスペシャルっ!」

「げ!一番高いヤツじゃん!」

麻紀が油断した瞬間、アタシはボールを奪ってゴールに一直線!
< 11 / 106 >

この作品をシェア

pagetop