桃色☆クローバー
しげくんと麻紀に挟まれて歩く。
二人ともアタシより大きいから頭のうえで言葉が飛びかう。
なぁんかパパとママと歩いてるみたい!
変な錯覚を起こす。
「桃ぉ、何が嬉しいの?」
ん〜?
さっきまでしげくんと仲良く話してたのにアタシが一人にやついてるのを目ざとく見つける麻紀。
「ふふ♪あのねぇ、しげくんと麻紀、パパとママみたいだ♪♪」
「ふっ。チビっこいからなぁ桃香は!でも相手がしげ〜?不満だぁ!」
こらこら!失礼ですょ〜
しげくんは何故か沈黙。
「そういえば信吾、今年は帰って来れるの?」
信吾?んー・・・
「うぅ〜ん。まだ分からない。」
「そか。」
「・・・パパ・・・・俺パパ・・・」
ん?しげくんが何か発したような。
しげくんを見るとなんだか真剣な顔で考え事をしてるみたいだ。
アタシは出しかけた言葉を飲み込んだ。
そうそう!信吾ってゆうのはアタシのパパだ!
カッコ良くって自慢のパパ♪
信吾は仕事が忙しい人でなかなか家に帰ってこられない。
年に一度?くらいかな‥‥
最後に会ったのは去年のお正月に三日間だけ。
しかも仕事関係の人と会ったりしてたから、夜ご飯を一緒に食べるくらいだった。
ちょっと淋しいけど、アタシが中学生の頃からそうだからもう慣れっこ。
家に帰れば家族もいるし、それに信吾は月に一度手紙を書いて送ってくれるから。いろいろな国の写真付きでね。
「しんご………?」
今度のつぶやきは桃には届かなかった――――
さて、アタシ達は広〜いグラウンドを抜けて裏門へ。
駅まで行くのには裏門のほうが近いんだって。
うちの学生の大半が電車通学なのでたくさんの人が裏門に向かって歩いている。
って、今麻紀に聞いたー。
なにせ初登校だからチンプンカンプン。
それにしてもこの学校広すぎだよ〜。
グラウンドだけでもかなりあるよ?
お金かけすぎ!
またまた麻紀に聞いた話によるとうちの学校は、お金持ち学校なんだって!
社長とか偉い人とか、そうゆう裕福な人が多く通ってるらしい!
アタシ全然知らなかったよ!
この学校のこと本当に何にも知らないんだよね。
他人にそんな興味もないしね。
二人ともアタシより大きいから頭のうえで言葉が飛びかう。
なぁんかパパとママと歩いてるみたい!
変な錯覚を起こす。
「桃ぉ、何が嬉しいの?」
ん〜?
さっきまでしげくんと仲良く話してたのにアタシが一人にやついてるのを目ざとく見つける麻紀。
「ふふ♪あのねぇ、しげくんと麻紀、パパとママみたいだ♪♪」
「ふっ。チビっこいからなぁ桃香は!でも相手がしげ〜?不満だぁ!」
こらこら!失礼ですょ〜
しげくんは何故か沈黙。
「そういえば信吾、今年は帰って来れるの?」
信吾?んー・・・
「うぅ〜ん。まだ分からない。」
「そか。」
「・・・パパ・・・・俺パパ・・・」
ん?しげくんが何か発したような。
しげくんを見るとなんだか真剣な顔で考え事をしてるみたいだ。
アタシは出しかけた言葉を飲み込んだ。
そうそう!信吾ってゆうのはアタシのパパだ!
カッコ良くって自慢のパパ♪
信吾は仕事が忙しい人でなかなか家に帰ってこられない。
年に一度?くらいかな‥‥
最後に会ったのは去年のお正月に三日間だけ。
しかも仕事関係の人と会ったりしてたから、夜ご飯を一緒に食べるくらいだった。
ちょっと淋しいけど、アタシが中学生の頃からそうだからもう慣れっこ。
家に帰れば家族もいるし、それに信吾は月に一度手紙を書いて送ってくれるから。いろいろな国の写真付きでね。
「しんご………?」
今度のつぶやきは桃には届かなかった――――
さて、アタシ達は広〜いグラウンドを抜けて裏門へ。
駅まで行くのには裏門のほうが近いんだって。
うちの学生の大半が電車通学なのでたくさんの人が裏門に向かって歩いている。
って、今麻紀に聞いたー。
なにせ初登校だからチンプンカンプン。
それにしてもこの学校広すぎだよ〜。
グラウンドだけでもかなりあるよ?
お金かけすぎ!
またまた麻紀に聞いた話によるとうちの学校は、お金持ち学校なんだって!
社長とか偉い人とか、そうゆう裕福な人が多く通ってるらしい!
アタシ全然知らなかったよ!
この学校のこと本当に何にも知らないんだよね。
他人にそんな興味もないしね。