桃色☆クローバー
むーー。
…しげくんに抱き締められたまま動けないアタシ。
しげくん?
「あら!やっぱりあなたも来てくれたのね!この間は娘が迷惑かけちゃってごめんなさいね。」
「あ、いえ。そんな全然。逆に何もできなくて。」
ママに話し掛けられたしげくんはアタシを放してママに返事をした。
ふぅー。
ッ・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
神様?
これは‥一体‥‥‥‥
何事でしょうか。
アタシやっぱり頭打ってその後遺症でおかしくなってしまったんじゃ‥‥‥
こんな‥‥幻覚を見るなんて‥‥‥
「元気そうじゃん。」
!!!!
しゃ、喋った!
なんてリアルな幻覚!
アタシとうとうイカれてしまったのね!
「桃ー?」
・・・・・・・
「あら!あなた!あなたも来てくれたの?ありがとう。」
遠くでママのいつもより少し高いトーンの声がする。
アタシは硬直したまま動けない。
神様仏様ご先祖様!
桃香は、、桃香は、、、
彼に会いたいあまりに幻覚を・・・
彼の幻覚を!
彼の幻覚を見ているデス!
なんて事でしょう。
病院に行かなくては!
‥‥はっ!
ここが病院じゃん!
どうしよう!
検査では何の異常もなかったのに……
精密検査を受け直そう!
「おーい!桃香ー!戻ってこーい!」
ぐらぐらぐら…
はっ!!!
麻紀に体を揺さ振られて現実世界に引き戻される。
「桃香どした?大丈夫?」
コクンと小さく頷く事しか出来ない。
「変なの。じゃぁ紹介するね!」
「しげはどうでも良くて、、」
「ちょっと井上!」
「黙れしげ。えっと、こちらが一個上の2ーAの首席!葉澤 聖(ハサワ ヒジリ)先輩!桃が倒れた時、心配して病院まで来てくれたんだよ?それから――」
先輩?
麻紀にも見えるの?
…しげくんに抱き締められたまま動けないアタシ。
しげくん?
「あら!やっぱりあなたも来てくれたのね!この間は娘が迷惑かけちゃってごめんなさいね。」
「あ、いえ。そんな全然。逆に何もできなくて。」
ママに話し掛けられたしげくんはアタシを放してママに返事をした。
ふぅー。
ッ・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
神様?
これは‥一体‥‥‥‥
何事でしょうか。
アタシやっぱり頭打ってその後遺症でおかしくなってしまったんじゃ‥‥‥
こんな‥‥幻覚を見るなんて‥‥‥
「元気そうじゃん。」
!!!!
しゃ、喋った!
なんてリアルな幻覚!
アタシとうとうイカれてしまったのね!
「桃ー?」
・・・・・・・
「あら!あなた!あなたも来てくれたの?ありがとう。」
遠くでママのいつもより少し高いトーンの声がする。
アタシは硬直したまま動けない。
神様仏様ご先祖様!
桃香は、、桃香は、、、
彼に会いたいあまりに幻覚を・・・
彼の幻覚を!
彼の幻覚を見ているデス!
なんて事でしょう。
病院に行かなくては!
‥‥はっ!
ここが病院じゃん!
どうしよう!
検査では何の異常もなかったのに……
精密検査を受け直そう!
「おーい!桃香ー!戻ってこーい!」
ぐらぐらぐら…
はっ!!!
麻紀に体を揺さ振られて現実世界に引き戻される。
「桃香どした?大丈夫?」
コクンと小さく頷く事しか出来ない。
「変なの。じゃぁ紹介するね!」
「しげはどうでも良くて、、」
「ちょっと井上!」
「黙れしげ。えっと、こちらが一個上の2ーAの首席!葉澤 聖(ハサワ ヒジリ)先輩!桃が倒れた時、心配して病院まで来てくれたんだよ?それから――」
先輩?
麻紀にも見えるの?