桃色☆クローバー
忘却と現実と距離
んあぁ〜
やさしい光と心地よいさえずりに揺り起こされるたアタシはバッとベッドから飛び起きて出窓を全開に開けた。
すぅ〜はぁ〜
なんて気持ちがいい朝でしょうか!
こんなに目覚めがいいなんて珍しい。
いつもなら時間ギリギリまで粘ってベッドから降りないアタシが。
あぁ、気分がいい♪
出窓のすぐ近くで綺麗な緑が輝いている。
すずめがチュンチュンと可愛く鳴いているのを肘を突いて見つめる。
しばらく見つめた後制服に着替えて顔を洗いに一階に降りた。
シュコシュコ歯磨きして顔を洗ってから自室で軽く化粧をしてリビングに入った。
「ママおは♪」
上機嫌にあいさつする。
「あら!モカ今日は学校行くの?」
「えぇ、行きますよ〜」
放任主義のママはアタシが帰ってこなくても何も言わない。
学校に行かなくても然り。
親としてそんなんで良いのかはさておき楽ではある。
卒業できれば良いんじゃない?って呑気なんだからね。
アタシは牛乳を飲もうと冷蔵庫に近づくと、お皿を洗いながらママが言った。
「学校行くのに随分のんびり屋さんねぇ」
「まぁ、早起きしたからねぇ♪」
アタシは牛乳を飲みながらパンをかじった。
「早起きってねぇ、こんな時間に起きて何言ってるの?」
え?
こんな時間って…
「えぇええぇえ!?」
うそっ!
もう8時10分じゃないっ!
遅刻だぁ!!
「ああ!なんで起こしてくれないのよう!」
アタシは半ばそう叫んでソファからバッグを乱暴に取ると慌てて靴を履いて玄関を出た。
もぅ!今日は遅刻しないで行くつもりだったのに!
アタシは猛ダッシュで学校に向かった。
途中で待ち合わせをしていた麻紀を見つけて走り寄る。
「ごめん!寝坊…」
上がった息を整えて謝まると麻紀がまず言った言葉は
「今日こそ放課後付き合ってね!」
だった。
遅れたことは全く気にしていない様でホッとした。
やさしい光と心地よいさえずりに揺り起こされるたアタシはバッとベッドから飛び起きて出窓を全開に開けた。
すぅ〜はぁ〜
なんて気持ちがいい朝でしょうか!
こんなに目覚めがいいなんて珍しい。
いつもなら時間ギリギリまで粘ってベッドから降りないアタシが。
あぁ、気分がいい♪
出窓のすぐ近くで綺麗な緑が輝いている。
すずめがチュンチュンと可愛く鳴いているのを肘を突いて見つめる。
しばらく見つめた後制服に着替えて顔を洗いに一階に降りた。
シュコシュコ歯磨きして顔を洗ってから自室で軽く化粧をしてリビングに入った。
「ママおは♪」
上機嫌にあいさつする。
「あら!モカ今日は学校行くの?」
「えぇ、行きますよ〜」
放任主義のママはアタシが帰ってこなくても何も言わない。
学校に行かなくても然り。
親としてそんなんで良いのかはさておき楽ではある。
卒業できれば良いんじゃない?って呑気なんだからね。
アタシは牛乳を飲もうと冷蔵庫に近づくと、お皿を洗いながらママが言った。
「学校行くのに随分のんびり屋さんねぇ」
「まぁ、早起きしたからねぇ♪」
アタシは牛乳を飲みながらパンをかじった。
「早起きってねぇ、こんな時間に起きて何言ってるの?」
え?
こんな時間って…
「えぇええぇえ!?」
うそっ!
もう8時10分じゃないっ!
遅刻だぁ!!
「ああ!なんで起こしてくれないのよう!」
アタシは半ばそう叫んでソファからバッグを乱暴に取ると慌てて靴を履いて玄関を出た。
もぅ!今日は遅刻しないで行くつもりだったのに!
アタシは猛ダッシュで学校に向かった。
途中で待ち合わせをしていた麻紀を見つけて走り寄る。
「ごめん!寝坊…」
上がった息を整えて謝まると麻紀がまず言った言葉は
「今日こそ放課後付き合ってね!」
だった。
遅れたことは全く気にしていない様でホッとした。