桃色☆クローバー
ンン・・・?

なに?

なんか聞こえるような・・・


夢の中で聞き慣れた音がする。

それになんだかお腹あたりに違和感があるような・・・


ブーブーブー


はっ!


携帯のバイブだと気付いて夢から覚めた。

昨日あまり眠れなかったせいか深い眠りについていたみたい。


慌てて携帯を開くと
メールだった!


誰だろ?

知らないアドレスだ。


軽くセンターキーを押してメールを開く







ッッッ!!!!!???








はっ!!?








――――――――――

蓮美桃香様

貴方にはこの学校から
消えていただくわ。
ゴキゲンヨウ。

         薫子
――――――――――




「はっぁぁぁぁぁぁぁぁ!???」



バッターン!

ガッシャンッ!!



何これ!



薫子って・・・
どうゆうこと?!
だってさっき笑ってたじゃん!
なになになに!?
いみわかんない!


「桃ちゃんっ!?」


はっ!!

現実の世界に戻ると美香と目が合った。


「桃ちゃんどしたの!?」

「いや・・・」


まわりを見回すとクラス中の注目を集めてしまった事に気付いて、叫んでしまったのがすごく恥ずかしい。
ひぃ……


「蓮美さん」

「あ、はい!」

白髪のおじさんがこちらをじっと呼んでいるよ。

「睡眠はしっかり取りましょうね。」


うぇ?


「…はぁ、」


それだけだった。

それだけ言って授業を再開した。



茫然としていると後ろから方を突かれる。





後ろには確か…飯田くんとかいったっけ?が幾らか不機嫌そうにアタシを睨んでいる。
足元には倒れた椅子とペンが何本か転がっていた。


「いたいんすけど」

「あい?」

「指!椅子!痛い」


んにゃぁ〜!

そういえば何かが倒れる音がしたとおもったらアタシの椅子かぁ〜

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