桃色☆クローバー

「ごめん！」

慌てて彼のであろうペンを広い集めて机に置いて笑ってみた。

「あ〜、いたい」

うぅっ
厳しい…
飯田くん。

「ごめんね…」

「痛いけどもういいよ。」

うぅぅ…

でもまだ顔が怒ってるよぉ

なんだか泣きたくなってきた…



「あのさ、前見えないんだけど」


へっ、

「あ！あぁ、ごめんなさい。」


またまた慌てて椅子を起こして座った。

ふぅ…

なんかほんと飯島くん…飯田くん、にがてだあ〜
こわいし
それにｱﾀｼ嫌われてるのかなぁ？
嫌われるようなことしたかな？
あ、今ので十分嫌な思いさせちゃったかぁ…

授業終わったらもう一度謝ろう。




それにしても何なんだろう、このメール…

桜田薫子からって事は間違いないよね？

名前書いてあるし…

でも信じらんない！
有り得ない！

それに内容も脅しみたいな気がする。

嫌な予感がする。

消えてもらうって事は退学させられちゃうのかな？

美香が言ってた。

いじめられて辞めちゃった子がいるって。

こうゆうことかぁ。



でも自分から辞めるなんて嫌だよ。
折角学校に来る気になってたのに。

それにｱﾀｼ何も悪くないし！

ただ、好きな人と話してただけだもん！


櫻田薫子はやっぱり嫌な感じだよね！

自分と同じ人を好きってだけでイジメるなんて

おかしいよ！

絶対間違ってるよ！



考えてたらムカムカしてきちゃったぁ。



櫻田薫子にいじめられたとしても絶対負けないんだから！

うん。

何されても強気でいこう！
よし！

とりあえず寝るか♪
まだ眠いし。




机に突っ伏して寝ることにしたｱﾀｼ。






――――この時はまだ知る由もなかった。

彼の本当の姿を――――