桃色☆クローバー
「桃香さぁ、先輩って言うなって言ったじゃん」
え?
「今度ちゃんと呼ばなかったらまたお仕置きだからね?」
へ?
どうゆう事?
名前、先輩って言ったからお仕置き?
な、にそれ。
違う…
アタシの好きな先輩とは違う。
本当に先輩なの?
信じられない。
信じたくない。
こんな無理矢理キスしてくるなんて。
こんな強引な人だなんて。
――アタシのなかの先輩が姿を変えた瞬間だった。
意識がはっきりしてくると先輩の行動に対して怒りが込み上げてくる。
「だからってキスするなんて!」
ひどい
「お仕置きされたくなかったらちゃんと言うとおりにしろよ?」
「なっ!」
全く悪怯れる様子もなく更に言葉を続けた。
「携帯貸して」
はい?
意味わかんないし!
「まず謝ってよ!」
「無理」
むっ!むかつく!
何この人!
アリエナイ!
こんな、こんな人だなんて…
信じらんないっ!
「こっちだって無理!」
声を荒げて反抗すると先輩はしゃがみ込んでアタシと目線を合わせてこう言った。
「じゃぁお仕置きだね?」
!!
「やっ」
手首を掴まれて慌てて振り払うけど全く意味なし。
「ほら、こっち向いて?」
不適に笑う先輩。
優しかった笑顔は何処へ行ってしまったの…?
なんだか悲しくなってきて目頭が熱くなった。
また顔を近付けてくる先輩を恨めしく思い、思いっきり睨んで渾身の力を使って手を振り払った。
離れる先輩の手。
アタシは即座に立ち上がってその場から逃げようと走った。
「おいっ」
先輩が呼び止めてきた。
アタシは足を止めて振り返り
「最低!最悪っ!大っ嫌いっっ」
思いっきり叫んだ。
「おまえっ」
何か叫んでいたけどアタシは聞かずに走ってその場を後にした。
え?
「今度ちゃんと呼ばなかったらまたお仕置きだからね?」
へ?
どうゆう事?
名前、先輩って言ったからお仕置き?
な、にそれ。
違う…
アタシの好きな先輩とは違う。
本当に先輩なの?
信じられない。
信じたくない。
こんな無理矢理キスしてくるなんて。
こんな強引な人だなんて。
――アタシのなかの先輩が姿を変えた瞬間だった。
意識がはっきりしてくると先輩の行動に対して怒りが込み上げてくる。
「だからってキスするなんて!」
ひどい
「お仕置きされたくなかったらちゃんと言うとおりにしろよ?」
「なっ!」
全く悪怯れる様子もなく更に言葉を続けた。
「携帯貸して」
はい?
意味わかんないし!
「まず謝ってよ!」
「無理」
むっ!むかつく!
何この人!
アリエナイ!
こんな、こんな人だなんて…
信じらんないっ!
「こっちだって無理!」
声を荒げて反抗すると先輩はしゃがみ込んでアタシと目線を合わせてこう言った。
「じゃぁお仕置きだね?」
!!
「やっ」
手首を掴まれて慌てて振り払うけど全く意味なし。
「ほら、こっち向いて?」
不適に笑う先輩。
優しかった笑顔は何処へ行ってしまったの…?
なんだか悲しくなってきて目頭が熱くなった。
また顔を近付けてくる先輩を恨めしく思い、思いっきり睨んで渾身の力を使って手を振り払った。
離れる先輩の手。
アタシは即座に立ち上がってその場から逃げようと走った。
「おいっ」
先輩が呼び止めてきた。
アタシは足を止めて振り返り
「最低!最悪っ!大っ嫌いっっ」
思いっきり叫んだ。
「おまえっ」
何か叫んでいたけどアタシは聞かずに走ってその場を後にした。