桃色☆クローバー
ほんと春って日差しがあったかいしほのぼのとした空気が流れるからすぐ眠くなっちゃう。
先生が一生懸命歴史について語っていても全く皆無。
BGMのように感じながら校庭を眺める。
ずっとそうしていたら時間の感覚がわからなくなってすぐにチャイムがなった。
アタシはだんだん夢の世界に迷い込んでいくけど、たまに聞こえてくる生徒の笑い声でたちまち現実に引き戻される。
現実と夢のなかを何度も行き来しているともうアタシは自分が起きているのか寝ているのか区別がつかなくなっていた。
そうやって時間が過ぎていくのをただ待っているとお昼になり麻紀がクラスに迎えにきた。
「学食行こう?」
「うん。でもアタシ今日お弁当なんだけど」
「平気平気、お弁当の子も普通に学食で食べるし」
そっか。
そういえば美香もお弁当持っていったっけ。
学食で食べるのかな?
ほんとどこまでお金持ちなのかこの学校は高校なのに学食があるなんて珍しいよね。
しかも三階建てとか。
定食からデザートまであるから昨日はほんとビックリしたんだ。
食堂に着くと一階は生徒でごった返していて席が空いていなかったので二階に向かった。
一階同様二階も座れなさそう。
仕方なく三階に行くと下とは違って大分人数が少なかった。
昨日はあんまり人がいなかったから一階にすんなり座れたんだけど。
あたし達は奥の窓際席に陣取った。
観葉植物でなんとなく仕切られているから気にせず過ごせそう。
アタシは席に着いて麻紀がオーダーしに行くのを見送った。
10分後麻紀がトレーを持って戻ってきたのでアタシもお弁当を出してご飯を食べた。
麻紀は終始たっちゃん話を繰り広げていたけどアタシは半分呆れながらうんうんと相槌を打つだけだった。
だって何を言ってもたっちゃんはね、ってなっちゃうから。
まったく、いつもは口が悪いのにたっちゃんの話をするときは女の子喋りなんだから。
可愛いから呆れながらもちゃんと最後までしっかり聞いてるんだけどね。
先生が一生懸命歴史について語っていても全く皆無。
BGMのように感じながら校庭を眺める。
ずっとそうしていたら時間の感覚がわからなくなってすぐにチャイムがなった。
アタシはだんだん夢の世界に迷い込んでいくけど、たまに聞こえてくる生徒の笑い声でたちまち現実に引き戻される。
現実と夢のなかを何度も行き来しているともうアタシは自分が起きているのか寝ているのか区別がつかなくなっていた。
そうやって時間が過ぎていくのをただ待っているとお昼になり麻紀がクラスに迎えにきた。
「学食行こう?」
「うん。でもアタシ今日お弁当なんだけど」
「平気平気、お弁当の子も普通に学食で食べるし」
そっか。
そういえば美香もお弁当持っていったっけ。
学食で食べるのかな?
ほんとどこまでお金持ちなのかこの学校は高校なのに学食があるなんて珍しいよね。
しかも三階建てとか。
定食からデザートまであるから昨日はほんとビックリしたんだ。
食堂に着くと一階は生徒でごった返していて席が空いていなかったので二階に向かった。
一階同様二階も座れなさそう。
仕方なく三階に行くと下とは違って大分人数が少なかった。
昨日はあんまり人がいなかったから一階にすんなり座れたんだけど。
あたし達は奥の窓際席に陣取った。
観葉植物でなんとなく仕切られているから気にせず過ごせそう。
アタシは席に着いて麻紀がオーダーしに行くのを見送った。
10分後麻紀がトレーを持って戻ってきたのでアタシもお弁当を出してご飯を食べた。
麻紀は終始たっちゃん話を繰り広げていたけどアタシは半分呆れながらうんうんと相槌を打つだけだった。
だって何を言ってもたっちゃんはね、ってなっちゃうから。
まったく、いつもは口が悪いのにたっちゃんの話をするときは女の子喋りなんだから。
可愛いから呆れながらもちゃんと最後までしっかり聞いてるんだけどね。