桃色☆クローバー
先輩はパッと振り替えってアタシを見て睨む。
「静かにしろって!」
そういうわけには行きません!
アタシはここぞとばかりに大声で叫んで必死に暴れた。
「嫌だ嫌だ!放して!!」
これだけ騒げば誰か廊下に出てくるだろう、と思った。
けどアタシの考えは甘かったらしい。
「きゃっ」
身体が浮いたと思ったら先輩の背中が見えて自分が担がれていると理解した。
「ちょっとぉ!やだ、降ろせっ」
足をばたつかせてなんとか降ろせと要求する。
「お前、暴れるとパンツ見えんぞ?」
……!!!!
ややややだ、なななにいってんのこのひとぉ!
アタシは必死にスカートに手を伸ばして押さえようとするけど届かない。
かぁっと顔が赤くなるのがわかった。
アタシは仕方なく観念しておとなしくした。
「うぅ…」
あたまにちがのぼるー
うぅ…
「しぇんぱいぃ」
「あ?」
「血がぁ…おろしてぇ」
チッ
返事の代わりに舌打ちで返された。
無視されるのかと思ったら先輩はアタシを優しく降ろしてくれた。
「うぅぅ、グラグラするぅ」
「大丈夫かよ?」
誰のせいよー
身勝手なんだから。
「歩けるか?」
「うん、座りたい」
「は?どっちだよ!」
まだグラグラするよ…
座りたい
「ったく」
だるそうにしながらアタシを抱き上げる先輩。
抱っことか嫌だけどクラクラして抵抗できない。
アタシはされるがままおとなしくしていた。
先輩の香水、すごく良い香り。
何てやつかな?
甘いけど嫌いじゃない。
なんか落ち着くかも…
不覚にもこのままもう少しだけこの匂いに触れていたいと思ってしまったのだった。
「静かにしろって!」
そういうわけには行きません!
アタシはここぞとばかりに大声で叫んで必死に暴れた。
「嫌だ嫌だ!放して!!」
これだけ騒げば誰か廊下に出てくるだろう、と思った。
けどアタシの考えは甘かったらしい。
「きゃっ」
身体が浮いたと思ったら先輩の背中が見えて自分が担がれていると理解した。
「ちょっとぉ!やだ、降ろせっ」
足をばたつかせてなんとか降ろせと要求する。
「お前、暴れるとパンツ見えんぞ?」
……!!!!
ややややだ、なななにいってんのこのひとぉ!
アタシは必死にスカートに手を伸ばして押さえようとするけど届かない。
かぁっと顔が赤くなるのがわかった。
アタシは仕方なく観念しておとなしくした。
「うぅ…」
あたまにちがのぼるー
うぅ…
「しぇんぱいぃ」
「あ?」
「血がぁ…おろしてぇ」
チッ
返事の代わりに舌打ちで返された。
無視されるのかと思ったら先輩はアタシを優しく降ろしてくれた。
「うぅぅ、グラグラするぅ」
「大丈夫かよ?」
誰のせいよー
身勝手なんだから。
「歩けるか?」
「うん、座りたい」
「は?どっちだよ!」
まだグラグラするよ…
座りたい
「ったく」
だるそうにしながらアタシを抱き上げる先輩。
抱っことか嫌だけどクラクラして抵抗できない。
アタシはされるがままおとなしくしていた。
先輩の香水、すごく良い香り。
何てやつかな?
甘いけど嫌いじゃない。
なんか落ち着くかも…
不覚にもこのままもう少しだけこの匂いに触れていたいと思ってしまったのだった。