桃色☆クローバー
だんだん頭も冴えてきた頃、アタシは抱っこされて食堂に来ていた。
「先輩?なんで食堂?お腹すいたの?」
さっき食べたばっかりじゃん。
「お前と違って食い意地張ってねえから」
ムッ!
失礼しちゃうなぁ!
「もういい。歩ける、降ろして」
「もう着くから黙ってろ」
……
アタシは黙って先輩の歩の先を見つめた。
階段を昇って三階。
やっぱりお腹空いたのかな?
アタシの予想は大きく外れた。
階段を昇り終えると左には今日ご飯を食べたフロア。
そこで何か食べるのかと思ったのに先輩の足は右折。
そっちにはお手洗いしかないよ?
「先輩?」
先輩はトイレには目もくれず真っすぐ進む。
その先にはSTAFF ONLYの札がかかったドア。
まさか入っちゃうの?
ダメでしょ?
見つかったら怒られちゃうよ?
「先輩?」
先輩は完全無視でそのドアを開けた。
ドアの先には休憩室か何かかと思ったのに以外にも階段があった。
「?」
先輩はどんどん進む。
長い階段を下りていくとまたドアがある。
なんだか変な作りだね?
休憩室に行くのに階段を昇ったり降りたり。
アタシはもう一度先輩を呼んでみた。
「先輩、勝手に入ったら怒られちゃうよ?」
どうせまたシカトでしょ。
「……」
はい、やっぱりね。
ほんとこの人読めない。
「お前さぁ、いい加減にしないとまじでお仕置きだよ?」
「……………」
“これからちゃんと言えなかったらまたお仕置きだから”
「えっと…セイ君?」
「………」
……
「……ヒジリ?…」
「なに?」
はぁああぁ〜。
そう言うことですか!
なるほどね!
ちゃんと名前を呼べと、そう言うことですか。
「先輩?なんで食堂?お腹すいたの?」
さっき食べたばっかりじゃん。
「お前と違って食い意地張ってねえから」
ムッ!
失礼しちゃうなぁ!
「もういい。歩ける、降ろして」
「もう着くから黙ってろ」
……
アタシは黙って先輩の歩の先を見つめた。
階段を昇って三階。
やっぱりお腹空いたのかな?
アタシの予想は大きく外れた。
階段を昇り終えると左には今日ご飯を食べたフロア。
そこで何か食べるのかと思ったのに先輩の足は右折。
そっちにはお手洗いしかないよ?
「先輩?」
先輩はトイレには目もくれず真っすぐ進む。
その先にはSTAFF ONLYの札がかかったドア。
まさか入っちゃうの?
ダメでしょ?
見つかったら怒られちゃうよ?
「先輩?」
先輩は完全無視でそのドアを開けた。
ドアの先には休憩室か何かかと思ったのに以外にも階段があった。
「?」
先輩はどんどん進む。
長い階段を下りていくとまたドアがある。
なんだか変な作りだね?
休憩室に行くのに階段を昇ったり降りたり。
アタシはもう一度先輩を呼んでみた。
「先輩、勝手に入ったら怒られちゃうよ?」
どうせまたシカトでしょ。
「……」
はい、やっぱりね。
ほんとこの人読めない。
「お前さぁ、いい加減にしないとまじでお仕置きだよ?」
「……………」
“これからちゃんと言えなかったらまたお仕置きだから”
「えっと…セイ君?」
「………」
……
「……ヒジリ?…」
「なに?」
はぁああぁ〜。
そう言うことですか!
なるほどね!
ちゃんと名前を呼べと、そう言うことですか。