ツラの皮
お前が指摘したんだろうが。
突いたり、構ったり。
例えそれが喧嘩に発展するような行為でも、相手がオンナなら尚更自分から行動することなんて今までなかったんだ、俺は。
「じゃあ、鈴ちゃん?今までの女と変わらない?」
それは俺をアクセサリーとして、自分のステイタスのために持ち歩きたがる女。
どれほど酷い言葉を投げつけられても軽いあしらいを受けても、
自分をキレイに見せるために履く冬場のミニスカみたいに、自分のために俺に媚びへつらって俺を横に置きたがる女共。
「な、わけあるか。」
いっそアイツに一般の反応を求めるのが無謀だ。
それを知っている麻生も「だね」と噴出す。